勤務先の入所者でいろいろご縁があったN氏が他界されました。心よりお悔やみ申し上げます。
人柄は実直にしてひょうきん、で、少し怖がりでしたね。
一年目、お互いあまりよく知らない間柄で戸惑いながらも一緒に激辛の韓国料理を食べましたね。顔を真っ赤にしながらも、しっかり完食していた姿を思い出します。
二年目も偶然にも外食会で一緒に食事しましたね。Nさんがフカヒレが食べたいからと中華料理屋を探しましたね。食事後、店内で歩き疲れてソファーで寝てしまってましたね。
入院する直前、アイスクリームも食べましたね。「こりゃあ、いい!また来よう!また行こうね。」と、自身の体調が悪いにも関わらず言ってくれましたね。
入院中も、お見舞いに行った時、しっかり覚えていてくれて、喜んで手を握ってくれましたね。退院して、良くなったら外に食事に行こうと約束しましたね。あの時のあなたからは、また施設に帰るという強い意志が感じられ、心から戻られる日を楽しみにしていました。
若い頃、戦争中には乗っていた駆逐艦が撃沈され、命からがらジャングル生活をしていた話。戦後、故郷に戻ってみると原爆で親と姉妹が亡くなっていた話。戦争を経験しているこの世代の人は、まさに劇場型の波乱人生だったのですね。
固定資産税等、税金などの納付書が着たときは、よく分からないから来てくれと言われて、お部屋にお邪魔しましたね。体操の時間は、他の人よりも早く来て待ってるのに、そのうち寝ちゃって、体操が始まった頃に起きて、慌てて始めてましたよね。音楽療法の時間は、当てられて歌わせられるのが嫌だと、必死で当てられない遠くの方に逃げ出していた姿を見ていましたよ。
思い起こされることはたくさんありますが、今はただ、良い思い出をありがとうございました。楽しかったです。お通夜で一目会えて、「また来ますからね!」という最後の約束を果たせましたでしょうか?
Nさん、安らかに・・・・・
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